女性を笑顔にする、マーケティングのヒント。

今や消費の8割以上の決定権を握ると言われる「女性消費者」から選ばれ、愛され続けるためのマーケティングのヒントをお届けします。

ウエルシアがネイル・エステも併設した働く女性向けのドラッグストア。

みなさんこんにちは。ライフスタイルマーケティングの和田康彦です。 

ドラッグストア業界2位のウエルシアホールディングスは、6月1日、東京・日本橋に働く女性をターゲットに設定した都市型の新型店「B.B.O.N(ビビオン)」をオープンします。

B.B.O.N(ビビオン)は、オーガニックコスメやサロン用のヘアケア用品など、従来型の店舗より高めの価格の商品をそろえ、調剤薬局やネイル・エステも併設し、忙しくて時間のない働く女性の美容や健康を応援する店舗を目指しています。

約660平方メートルの店舗面積は、従来のドラッグストアより一回り小さいものの、客単価と売上高は従来型の1.5倍を見込んでいるようです。

美容や健康関連商品の品ぞろえの拡充に加え、ネイルは専門業者の有料サービス、エステは美容担当者の無料サービスとして提供。24時間営業で出社前や仕事帰りの女性のニーズに応えます。

ドラッグストア業界の2015年度の市場規模は6兆1325億円。前年比1.1%の伸び率に留まり、市場は成熟化し競争がますます厳しくなっています。

ウエルネスホールディングスの2016年度の売上は5284億円。業界首位のマツモトキヨシホールディングスの2016年3月期売上5360億円に迫っています。

 

☛2016年4月には女性活躍推進法が施行され、すべての女性が輝ける環境づくりに取り組む企業が増えてきています。そんな中、働く女性は増加しており、2014年の女性雇用者数は前年より30万人増えて2436万人。全雇用者数に占める女性の割合は43.5%で前年より0.2%増加しました。

働く女性が増えることにより、今後はますます女性が消費の主導権を握り、女性に支持される企業やブランドにならなければ生き残れない時代になっていきます。

このブログでは、女性に選ばれるためのヒントや知恵、女性マーケティングに関する様々な情報をお届けしてまいります。