女性を笑顔にする、マーケティングのヒント。

今や消費の8割以上の決定権を握ると言われる「女性消費者」から選ばれ、愛され続けるためのマーケティングのヒントをお届けします。

アラサ―女子人気№1の夏服は、「袖コンシャストップス」。女らしさの復活がこれからのトレンド!?

みなさんこんにちはライフスタイルマーケティング。の和田康彦です。

 

株式会社宝島社が発行する『steady.(ステディ.)』8月号(2017年7月7日発売)では、働くアラサー女子1000人に「この夏買ったもの&セールで買うもの」を調査した結果を掲載しています。

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『steady.』は30歳前後の働く女性をターゲットに、通勤服、仕事、恋愛といった働く女子の今知りたい情報を

徹底調査し、お悩みを解決するマーケティング雑誌です。中でも“読者1000人大調査”企画は、現代女性のリアルなライフスタイルを知る上で貴重なデータを毎号掲載しています。

 

さて、今回の1000人調査によると、『steady.』読者が今季購入した夏服の1位は「袖コンシャストップス」で68%、2位が「キレイ色スカート」 61%、3位が「花柄ワンピース」58%でした。「袖コンシャストップス」とは袖がフレアにひろがっていたり刺繍が入っているなど“袖に特徴がある服”で今季のトレンドアイテムのひとつです。

 

袖コンシャストップスは昨年あたりから20代女性を中心に街中でよく見かけるようになりましたが、今年の夏は30代女性にも一気に広がり、よく目につくようになりました。また、ピンク系やブルー系のビビッドな色のフレアースカートも今年のトレンドとなり、かなりの頻度で街中で見かけます。3位の花柄ワンピースを着た女性も確かに増えています。

 

袖コンシャストップス、キレイ系スカート、花柄ワンピースに共通するのは、「女らしさの復活」です。これまでのカジュアル路線からエレガントな方向にトレンドの流れが変わってきているといえます。これから秋冬シーズンに向けて「女らしさの復活」はさらに大きなムーブメントになる予感がします。

 

一方、夏のセールで買いたいアイテムはワンピースが1位、2位が通勤用シャツ、3位はサンダルの購入を検討しているようです。トレンドのアイテムはいち早く購入し定番で使用できるアイテムはセールで賢く購入していることが分かります。

 

また、「ウェブと店舗どちらで購入した?」という質問については、58%が「店舗とweb両方」、18%が「webのみ」と回答。7割以上がwebで買い物をしており、webのみで購入している人が約2割という結果になっています。尚、店舗を使用している人からは「パンツや靴など試着が使用な物については実店舗で購入をしている」という意見が多く、店舗とwebを賢く使い分けている傾向がわかります。今後は、これまで以上にwebで購入する女性が増えていくと思われますが、店舗も重要なメディアであることには変わりありません。

 

働く女性が増え、家事や育児などマルチタスクを抱える女性がどんどん広がっています。多忙な彼女たちから選ばれるためには、「いつでも安心してほしいものが買える、また自分にピッタリなモノを提案してくれる」。そんなマイショップといっていただけるブランドを目指すことが重要です。