恐るべき少子化の現状
みなさんこんにちは、ライフスタイルマーケティングの和田康彦です。
このところ、「一学年3クラスから2クラスに減った。」「近くの学校が廃校したり、統廃合になった」といった話題を耳にすることが多くなりました。今日は、、総務省統計局「平成27年国勢調査 ライフステージでみる日本の人口・世帯」から、将来を担う子供の数がどんどん減少している日本の現実をみていきましょう。
◆減少し続ける15歳未満人口。
まずこのグラフをご覧ください。昭和45年から平成27年の間の15歳未満人口の推移をみると、昭和55年調査では2751万人だったのが、平成27年には1589万人と1162万人も減少していることがわかります。前回調査の5年前に比べても91万人が減少しています。
◆5年前に比べて増加したのは東京都と沖縄県だけ。
次に5年前に比べて15歳未満人口が増加した都道府県をみると、増加したのは東京都と沖縄県の2都県のみ。全国で少子化が進んでいることがわかります。地方創生のためにも、少子化問題は緊急の解決すべき課題と言ってよいでしょう。
◆15歳未満人口の割合が最も高いのは沖縄県。
15歳未満人口の割合が高い都道府県をみると、1位は沖縄県で17.4%、次いで滋賀県の14.5%、佐賀県の14.0%が続きます。逆に、割合が低い1位は秋田県で10.5%、次いで北海道の11.4%、青森県11.4%が続いています。