女性を笑顔にする、マーケティングのヒント。

今や消費の8割以上の決定権を握ると言われる「女性消費者」から選ばれ、愛され続けるためのマーケティングのヒントをお届けします。

フレックスタイム制の導入を検討しよう!

みなさんこんにちは。ライフスタイルマーケティングの和田康彦です。

働く女性が増える中、共働き世帯が増加し、女性に家事や育児の負担が重くのしかかってきています。

また、最近は働き方改革が合言葉になり、残業時間を減らす動きや、テレワークを導入する企業も増えてきています。

ただ、総務省の社会生活基本調査(2016年)によると、子どもがいる共働き世帯の妻の家事関連時間は1日4時間54分に対し、夫はわずか46分。5年前の前回調査より妻は1分、夫は7分延びたが、負担が妻に偏る状況は変わっていません。

例えば、保育園への送り迎え。最近では男性がベビーカーを押しながら出勤している姿をちらほら見かけるようになりましたが、まだまだママの送り迎えが圧倒的に多いと思います。

ただでも忙しい朝や夕方の時間帯をもっと余裕のあるものにできれば、女性はもっと働きやすくなるはず。

自分で出退勤時刻を決めるフレックスタイムなら早出も早退も自由にできます。電車もすいているし、通勤時間も有意義に利用できるかもしれません。導入済み企業は日本の4%に対し、英国やスウェーデンは5割。デンマークは9割を超えているとか。

デンマークといえば、世界幸福度ランキングで毎年上位の国です。フレックスタイム制の導入が働く人の幸せ度と関係しているのかもしれませんね。フレックスタイム制の導入にはメリットもあればデメリットもあると思いますが、単なる労働時間の短縮ばかりを論ずるのではなく、もっと女性が柔軟に働ける環境づくりに目を向けるべきではないでしょうか。